言葉とデザイン

ロゴのデザインは、ご予算が潤沢にあれば
多くの案をご提示して決めていくことができます。

ところが、できるだけお金をかけたくない。

と言うお客様に対しては、
どんなロゴのデザインが良いか
デザインする前のヒアリングが大切になります。

ロゴのデザインのご依頼を受けた時
まずヒアリングシートに記載していただき、打ち合わせをします。

その時にお客様の言葉をヒントにデザインします。

お客様の言葉は、非常に重要です。

今回の案件の場合・・・

デザインの雰囲気は
・親しみやすさ
・素朴さ
・人間味のある温かさ
ただし、手書きではない

で、デザインを出して

気に入った様子はなく、次に言われたのは、

和モダンイメージ、わびさびを感じられるもの

で、デザインを出して

決まった理由を尋ねてみると・・・

見やすそうでスッキリとした印象と
全体的なバランス、
前に頂いた案より和モダンな印象になった所

最初の
・親しみやすさ
・素朴さ
・人間味のある温かさ
は、どこかへ行ってしまいました。

お客様を責めるわけにもいかず・・・

お客様のロゴのデザインのイメージがない状態で
お客様の言葉を頼りにデザインすることの危うさ

お客様の言葉は、信じない方が良いのかもしれません。

特にロゴを初めて作るお客様で
イメージが出来上がっていない場合は
二転三転する覚悟が必要です。