書籍などの文章ものの校正は、
JIS校正記号での
やり取りがされています。
ところが、
広告、カタログ、ホームページなどの
販促物の校正は、校正記号が使われることは、ほとんどありません。
お客様の
ご担当の方も本業は、営業だったり、経営企画だったりして
校正記号の存在すら知らないようです。
以前は、受注いただいた際に、
JIS校正記号が書かれた紙を
ご担当者様へお渡ししていました。
お忙しく
覚えるのが難しく
校正に時間もかかってしまうようなので
今はお渡ししていません。
文字を取り除きたい時
トルママ
トルツメ
とJISの校正記号では書きます。
ところが、JISの校正記号を知らない方の場合
以下のような表現があります。
取ってください。
はずす
いらない
入りません。
不要
削除
消す
×(バツ印)
◾︎◾︎◾︎◾︎◾︎(塗りつぶされる)
二重線
など。
日本語の表現の多様性を感じます。
販促物の校正手法は、
さまざまな形があります。
●プリントした紙に、赤ボールペンで指示を記載
▶︎コピーを受け取り
▶︎複合機でスキャンしたPDFをメールで受け取り
●送付したPDFに、Acrobatで修正指示を注釈機能で記入
▶︎修正指示(注釈)の入ったPDFをメールで受け取り
●打ち合わせ(デザイナーも同席)で修正内容を議論。
決定事項を
プリントした紙に、デザイナーが赤ボールペンで記載
(アドバイスができて良いのですが、長時間かかる場合があります)
●メールにテキストで指示を記載
●ファックスで修正指示が記載されたものが届く
●ワードやパワーポイントなどで原稿が新しく届く
(どこが直されたか、わかりません。困ります。)
●電話で、口頭伝達
(履歴が残らないのでNGです。)
制作会社によっては、トラブルを回避するために
校正手法のルールを決めていて
そのルールに沿って進行している会社もあります。