筆と墨で和紙に絵を描く

いつ頃からだったか
覚えていないのですが、
1日1枚、絵を描いています。

最近は、すずりですった墨を使い、和紙に描いています。

現代アートの篠田桃紅さんが、
すずりで墨をすっている時、
気持ちを落ち着かせ、精神統一する。と
エッセーで言っていました。

私の場合、ほぼ1日、Macで仕事をします。

デジタルにどっぷり浸かる中
墨の絵は原始的で対局にある活動です。

たしかに
すずりで墨をすっている時、
どんな絵を描くか
構想を練る時間で精神統一のような感じになります。

中国かた伝わった水墨画が
日本で本格的に描かれるようになったのは
鎌倉時代(1185年 – 1333年)末期だそうです。

1300年として
約720年前から使われていた
墨、筆、和紙。

同じものを使っていることに
ロマンを感じます。

描いてみると
予期せず、かずれたり、しみたり・・・
すり方が甘く、墨が薄いと、ボケ足が長い絵になります。

デジタルは仕上がりを想定してつくりますが
墨絵は、想定外の現象が作品となります。

そのうちいつか
個展をやりたいな〜
なんて思っています。