初めてのお客様とお仕事をする場合
言葉の定義 をあえてするようにしています。
普段、デザイナーとして使っている言葉。
何度も仕事をしているお客様や
広報宣伝部、マーケティング部などの
専門部署の方でしたら
特に問題はありません。
ところが、経験のない方の場合
言葉の意味がわからず
言っていることが伝わらないのです。
言葉に説明を付けて話を進めます。
落語でも
お客様の様子を見て説明を付けてくれる噺家もいます。
今日のオンラインの会議。
たたきは、いつになりますか?
と言う担当者。
(提出前から、修正指示をたくさん出して
叩き込んでやる。そんな不穏な響きがあります)
1回目のデザインの提出は、いつになるか?
と尋ねられていると察知した私。
あえて、
デザイン案は〇〇日までに提出いたします。
と答えました。
この担当者は
レイアウトされたテキスト入りの
パワーポイントの原稿のことも
たたき と言っていました。
ちなみに、
1回目に提出するものは、内容によって
微妙に使い分けています。
デザイン案の提出の場合は・・・
デザイン案の提出
とか
1回目のデザイン案の提出
とか
デザインカンプの提出
とか
1回目カンプの提出
デザインしていなくて
全体の構成の確認用のレイアウトを示したものの場合
構成案
とか
レイアウト
とか
レイアウト案
原稿がしっかりあり、デザインも決まっている場合
初校出
とか
1回目の校正
とか
1回目の文字校正
お客様が、どんなものを作ったら良いかよくわからなくて
検討材料として作った場合
たたき台
などと言っています。
内容の微妙な違いで
使い分けているのです。
そういえば、雨の名称ですが
日本語は143種類あるそうです。
https://kotonohaweb.net/rain-name/
日本人の繊細な感性を表していると思います。