先日、絵が好きで、飾りたい。という人と話をしました。
オープンカフェを近々オープン予定。
絵を壁に飾りたい。とのこと。
屋根があるとはいえ
屋外は、だめだな っと思いました。
絵がデリケートなこと
全然わかってない!
絵がすぐに傷んでしまいます。
紫外線、ガス、湿度、温度、砂ぼこり。
絵は
ベースの素材、ベースの表面処理、顔料、顔料を定着させる物
によってできています。
例えば、日本画でしたら、表面は和紙。
布などのしっかりとしたベースに、にかわで接着されています。
色は岩絵具で岩を細かく砕いたもの。それをにかわで定着されています。
良質な岩絵具の色は劣化しにくいですが、
和紙はシミが出たり、にかわはカビが出ることもあります。
古い絵の場合、温度と湿度を管理された
薄暗い部屋で
絵が痛まない光を当てて展示していたりします。
私は
いい絵を部屋に飾りたい。と思うのですが
なかなか踏み切れません。
絵を持ちたいのですが、持てない。
持てない理由は・・・
お金のこともありますが
それ以上に、絵の管理をしっかりして
未来へ繋ぐ自信がないのです。
絵を劣化させては、
作家さんにも未来の方々へも申し訳なく思うのです。
事務所には、いただいた絵や写真を飾っています。
純粋にアートとして感じるいいな〜という想い。
さらに、作者との良さを共有できている嬉しさ。
私に取っては、足元にも及ばない先生方の作品なので
応援されているようでもあり、高みを目指そう。と思ったり・・・
クリエイティブのエネルギーを感じたり・・・
そういえば、
空気を吸うように
本を読み、絵を観る。
絵だけではないですが
アートを無性に
観に行きたくなってしまうのです。
アートの変態かもしれません。
発見とエネルギーが好きなのです。