たまにお客様から
ホームページの内容をカタログにしたい。
というご要望をいただきます。
ホームページの内容が、カタログとして
紙媒体であったら
使い勝手が良い。と考えがちです・・・
以前は私も同じように思っていました。
ですが、
結論を言いますと、これは無駄です。
理由は・・・
お客様はホームページの内容をすでに見ているからです。
お客様は、ホームページを見た上で、問い合わせの連絡をします。
お客様のところへ訪問しカタログをお見せすることになります。
(お客様は発注先を探しているのでホームページを良く見ているのです)
今さら、ホームページの内容をカタログ化しているものを見せられても
お客様にとっては知っている情報なので、意味がありません。
訪問の時に使うカタログは・・・
誰でも見れるホームページには掲載していない
一歩踏み込んだ内容にすべきです。
訪問の時に使うカタログのページ構成は、
営業トークの順番にします。
最終ページでは、
金額、FAQなどクロージングにつながるものが良いです。
ホームページ、広告、カタログ、SNSなど
お客様が御社の情報にどのような順番で接しいくか?
と
営業の手順(営業ストーリー)を考えて
訪問の時に使うカタログの内容を検討すべきです。
実際、過去に3回ほど
ホームページの内容をカタログにしたい。ということで
デザインまで作ったことがあります。
意味ないですよ。と言ったものの・・・
どうしてもカタログ化して欲しい。ということで
ホームページの内容をカタログにしてみました。
カタログのPDFチェックで
3回とも途中で頓挫。
社内の承認が降りなかったのです。
そのカタログをどう使うか?
という営業の手順(営業ストーリー)を考えた時に
無意味であることを指摘されそうです。
やっぱりね〜
だから言ったでしょ〜
3回ともお金もらえませんでした。
もし、次回
ホームページの内容をカタログにしたい。
という話が来たら
断固、無意味!
と言います。
さらに、頓挫した場合、デザイン代、いただきます。
と言おうと思います。
株式会社小野デザイン
日本グラフィックデザイン協会会員
小野健治