グラフィックデザイナーとして
普段仕事をしています。
お客様に仕上がりをイメージしていただけるように
プロトタイプ(試作品)を
なるべく作るようにしています。
名刺、封筒、看板、ホームページ、バナー、
カタログ、コースター、装丁、パッケージ・・・
看板は、建物の外観の図面をいただき、
看板やガラスのカッティングシートのデザインを組み込みます。
ホームページは動画やスライドショーを組み込み
テストのURLで実際にパソコンで見てもらいます。
バナーは、サイトの表示位置に組み込みます。
プロトタイプ(試作品)は、
私自身も実際の状態でデザインの確認でき
思わぬ発見をすることもあります。
お客様も
デザインや情報、大きさ、位置などの良し悪しがはっきりし
修正したいポイントが明確になります。
トラブルの回避にもつながります。
何年か前の話ですが
会社案内の3社コンペ。
担当者レベルのプレゼン後、
90%発注します。
もう少し、作り込んでもらえますか
などと言われ
調子に乗って
受注も決まっていないのに
取締役向けのプレゼン用にフルカンプを作りました。
コピーライターに頼み
コピーも全部入れて、
イメージ画像もゲッティから手配。
さらに
オンデマンド印刷しました。
プレゼン用の企画書も
担当者に見てもらい何度もブラシュアップ。
準備万端
その後、
なかなか取締役の方々の日程が合わず
プレゼンができず。
結局、会社案内の制作は、なくなり
全て無駄になったことがあります。
とほほです。
それ以降、
コンペには参加しない。
フルカンプは作らない。
ようにしています。
受注していないのに
サンプルを印刷するなんて
やりすぎですね。