20年近く
フォントメーカーのモリサワのパスポートを使っています。
モリサワのパスポートとは、フォント使用のサブスクリプションです。
以前はフォントの種類ごとに購入していた時代もありました。
(フォントの購入は負担でした)
モリサワのパスポートの出現により、
低価格で多くの種類のフォントを使用できるようになりました。
先日、お客様から制作マニュアルをいただき
そのマニュアルに沿って制作するよう指示がありました。
その中でフォントのところに
A-OTF~を使うようにと
ご指示がありました。
よく見ると
モリサワには、同じフォントなのに
A-OTF~ と A P-OTF~があります。
調べて見ると
A P-OTF~は、AP版書体。
ペアカーニングの設定が仕込まれていて
文字の組み合わせで、自動的に文字間が調整される(ツメられる)そうです。
最適な文字組みになるそうです。
便利です。
もう一つは、
異字体が、確実に表示されるそうです。
IVS(アイブイエス)とは、Ideographic Variation Sequence(異体字シーケンス)の略称で、異体字の関係にある文字に「異体字セレクタ」(VS / Variation Selector)というコード(枝番号)を振ることで、より確実な文字情報の交換を可能にする技術のことです。
AP版書体は、制作中で
少しずつ増やしているようです。
もし、モリサワフォントをインストールするとしたら
A-OTF~ と A P-OTF~ でしたら
A P-OTF~をインストールするのが
よろしいかと思います。