昨日は、六本木の六本木ヒルズ内にある
森美術館で開催の
アナザーエナジー展:
挑戦しつづける力 ―世界の女性アーティスト16人
2021.4.22(木)~ 9.26(日)
へ行ってきました。
コロナ禍で、重苦しい空気を振り払いたい
何かしら学びや発見をしたい
エネルギーを感じ、受けとめたい
そんな思いからです。
ネットで日時指定のチケットを購入したので、
待つこともなく特別レーンで一気に会場まで行くことができました。
ビップ待遇?
並んで待っている人からしたら、なんであいつは空いてるレーンでいけるの?
と、不思議に思われたかもしれません。
ゲートもQRコードをかざして入ります。
会場では、じっくりと鑑賞できる程よい人の入りでした。
各アーティトごとに、
インタビューに答えるムービーが流れていました。
絵を描くきっかけは?
コンセプトは?
描くとは?
原動力は?
・・・・
三者三様 興味深かったです。
エネルギーに満ち溢れた作品の数々・・・
私が特に見入ってしまい衝撃を受けたのは
スザンヌ・レイシーの「玄関と通りのあいだ」という
ビデオ作品(20 分 2 秒)です。
ニューヨーク市ブルックリンの一角、玄関と通りのあいだで、
365人の活動家が語り合うという
2013年に行われた活動を記録した作品です。
人種や性別、フェミニズムなど、様々な問題について語られます。
3つの大きな画面から
衝撃的な発言が次々と発せられます。
耳をふさぎたくなるようなことも出てきます。
切り取られ編集されたものではありますが
生の声を聞くべきと思い全て見ました。
見ていて
あまりにも自分が無知であることに気づきました。
出品アーティスト
- エテル・アドナン 1925年ベイルート生まれ、パリ在住
- フィリダ・バーロウ 1944年英国、ニューカッスル・アポン・タイン生まれ、ロンドン在住
- アンナ・ボギギアン 1946年カイロ生まれ、同地在住
- ミリアム・カーン 1949年スイス、バーゼル生まれ、ブレガリア在住
- リリ・デュジュリー 1941年ベルギー、ルーセラーレ生まれ、ローフェンデゲム在住
- アンナ・ベラ・ガイゲル 1933年リオデジャネイロ生まれ、同地在住
- ベアトリス・ゴンザレス 1932年コロンビア、ブカラマンガ生まれ、ボゴタ在住
- カルメン・ヘレラ 1915年ハバナ生まれ、ニューヨーク在住
- キム・スンギ 1946年韓国、扶餘(プヨ)生まれ、パリ在住
- スザンヌ・レイシー 1945年カリフォルニア州ワスコ生まれ、ロサンゼルス在住
- 三島喜美代 1932年大阪府生まれ、同地および岐阜県在住
- 宮本和子 1942年東京都生まれ、ニューヨーク在住
- センガ・ネングディ 1943年シカゴ生まれ、コロラド州コロラドスプリングス在住
- ヌヌンWS 1948年インドネシア、ラワン生まれ、ジョグジャカルタ在住
- アルピタ・シン 1937年インド、バラナガル生まれ、ニューデリー在住
- ロビン・ホワイト 1946年ニュージーランド、テ・プケ生まれ、マスタートン在住
展覧会のホームページより
近年、ジェンダー、人種、民族、信条など多様なアイデンティティの不均衡を正し、ダイバーシティ(多様性)を重視する動きが世界各地に広がっています。現代アートにおいてもこの10年ほどの間、1950年代から70年代に活動を始め今日まで継続してきた女性アーティストたちに注目が集まっています。
「アナザーエナジー展」では、今なお世界各地で挑戦を続ける70代以上の女性アーティスト16名に注目し、その活動に光を当てます。16名の年齢は71歳から105歳まで、全員が50年以上のキャリアを誇ります。また、出身地は世界14カ国におよび、現在の活動拠点も多岐にわたります。彼女たちは、それぞれが置かれた環境や時代が激しく変化し、美術館やアート・マーケットの評価や流行が移り変わるなか、それらにとらわれることなく独自の創作活動を続けてきました。
本展では、絵画、映像、彫刻、大規模インスタレーションにパフォーマンスなどの多彩で力強い作品約130点を通して、彼女たちを突き動かす特別な力、「アナザーエナジー」とは何かを考えます。世界が未曾有の事態にある今、これら16名のアーティストたちが確固たる自らの信念を貫き生涯をかけて歩み続けている姿は、私たちに困難を乗り越え、未来に向けて挑戦するための力を与えてくれることでしょう。
森美術館の展覧会のホームページ
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/anotherenergy/index.html