水墨画の歴史を見ていると
俄然異彩を放っているのが
ゆるい絵の仙厓です。
イラストレーターの友達が
さらさらと描きたい。
と言っていたので
もしかしたら
それって 仙厓じゃない!?
仙厓の絵を見てもらったら
いいですね〜
なんて言ってました。
ユーモラスで力の抜けた感じが心地よいです。
こんな絵を描いてみたいです。
ゆるい絵って
意外と難しいのです。
上手に描こうとすると
線がこわばったり、形が整いすぎて
ぎこちなくなったり・・・
仙厓は、江戸時代の臨済宗の禅僧
本格的に絵を描き始めたのは40代後半になってから。
仙厓の絵は生前から人気があり、一筆をねだる客が絶えなかったそうです。
仏画をさらさらと書いて渡して
仏の道を教えていたのかもしれません。
仙厓の絵のコレクターとして出光佐三さんが知られ、
そのコレクションは東京の出光美術館に収蔵されているそうです。
仙厓 義梵(せんがい ぎぼん)
寛延3年(1750年)4月〜 天保8年10月7日(1837年11月4日)