スマホ脳 (新潮新書)
著:アンデシュ・ハンセンさん 翻訳:久山 葉子さん
以下、出版社からのコメントです。
わが子になぜiPadを
触らせなかったのか?『一流の頭脳』の著者が脳科学の最新研究から
明らかにする恐るべき真実
世界的ベストセラー、日本上陸! ・わたしたちは1日平均2600回スマホに触り、10分に1回手に取っている
・現代人のスマホのスクリーンタイムは1日平均4時間に達する
・スマホのアプリは、最新の脳科学研究に基づき、脳に快楽物質を放出する
〈報酬系〉の仕組みを利用して開発されている
・10代の若者の2割は、スマホに1日7時間を費やしている
・1日2時間を超えるスクリーンタイムはうつのリスクを高める
・スマホを傍らに置くだけで学習効果、記憶力、集中力は低下する
・世界のIT企業のCEOやベンチャー投資家たちの多くは、わが子のデジタル・
デバイスへのアクセスを認めていないか極めて厳しく制限している
・フェイスブックの「いいね! 」の開発者は、「SNSの依存性の高さはヘロ
インに匹敵する」と発言している
etc,etc…。
本書を手に取り、ぜひお確かめください。
もうすでに読んでいる方もいらっしゃると思います。
世界的なベストセラーです。
読んでみて・・・
スマホが良くない所が、良くわかりました。
SNSは、まじめにやっていると
それだけで、時間を取られ
人生が終わってしまうと思い
幽霊会員状態です。あまりやっていません。
狩猟時代、生きるために情報は貴重で
新しい情報を受けると
脳から快感ホルモン、ドーパミンが放出される。
スマホから新しい情報が得られると、ドーパミンが放出される。
だからスマホが、やめられない。中毒となる。
逆に思ったのが・・・
周りがスマホ中毒状態の中
スマホをあまり使わない生活をしたら
優位な状態をつくることができるかもしれません。
小学生、中学生、高校生、大学生・・・
でも言っても聞かないですね。
スマホに入力するなら手書きの方が記憶に残る。
という実験結果が最近の新聞に紹介されていました。
タブレットの教科書の授業が始まりますが
良くない点を補える施策も必要です。
人が新しい ものこと人 に反応したり
行なったりするのが、楽しいのも
ドーパミンが放出されるから・・・
新しさに惹かれるって納得です。
新しい仕事はワクワクします。
子供が、立体的なパズルではなく、スマホの中のパズルをいじるのは、
大人がスマホの中のパズルをいじるのとは、違う。という一節がありました。
立体的なものを、手を使っていじらないと
脳の成長に影響するようです。
スマホの悪いところを知らない親が、
おもちゃを与えず、子供にスマホだけを与えているとしたら
その子が可哀想です。
脳の成長に影響し、
取り返しがつかなくなるかもしれません。
先日、大井町駅周辺をあるいていたら
文字の出る電飾看板の前で、よちよち歩きの子が
手で、スクロールしようとしていました。
お母さんが、それは違うよ。なんて言っていました。
脳の運動前野の細胞、ミラーニューロン。
動作の習得や他人がどう感じているかを理解する領域だそうです。
人と会ったり、
演劇で活性化するそうです。
映画のスクリーン、スマホやパソコンの画面では、
他人の考えや気持ちを本能的に理解する生物学的メカニズムに
同じだけの影響はないそうです。
最近、
オンライン会議、ミーティングをやります。
どうも対面での打ち合わせと違うなあ。と感じていたのですが
そんな理由があったのです。
スマホが要因の認知症もあるようです。
このことについて書かれた本もあるので
今度読んでみようと思います。
株式会社小野デザイン
日本グラフィックデザイナー協会会員
小野健治
https://www.onodesign.co.jp/