第24回岡本太郎現代芸術賞展 東弘一郎さん他

昨日、小田急線の向ケ丘遊園駅から徒歩17分ほどにある
岡本太郎美術館で開催中の
第24回岡本太郎現代芸術賞展へ行ってきました。

(昨年はコロナ禍の影響で開催されず)

毎回、度肝を抜かれる、ぶっ飛んだ作品が多く
楽しみにしている展覧会です。

芸術は爆発だー。と言っていた
太郎さんの
魂とか熱量とか
思いのようなものが、引き継がれていくのだと思います。

少しご紹介します。

作品名:廻転する不在  アーティスト:東 弘一郎さん

アーティストの東 弘一郎さんと少しお話ができました。

漕いでいる人は、パフォーマーだそうです。
(ずっと漕いでいて疲れないのかな・・・自転車が6か8台がくるくる回っています)
最初にアイデアスケッチを描き、いざ形にしようとすると
とてつもない大きさになってしまうそうです。
この作品、展覧会が終わったあとどうするのか聞いてみました。
今年の秋に置かせてもらえる場所が決まったそうです。
溶接部分とボルトの接合部分があり分解できるそうです。
1cmの溶接は、かなりの強度があり、扱いやすいそうです。
会場を出たところに、鉄板の表紙のポートフォリオがありました。

 

作品名:挑む戦闘服  アーティスト:山崎 良太さん

布、糸、鉄、ガラス、ビーズ、毛糸、プラスチックを使い手縫いで出来上がっています。近づいてみると、恐ろしいほどの数の装飾が施されています。見た人はたぶん、作品とアーティストに敬意をいだくと思います。

他にも
モリソン小林さん、小野環(たまき)さん、AYUMI ADACHIさん、金子朋樹さん、黒木重雄さん、
さとうくみ子さん、許寧さん、西野壮平さん、藤田朋一さんの作品が素敵でした。

第24回岡本太郎現代芸術賞展は、
岡本太郎賞、岡本敏子賞、特別賞、入選の全24名の方の作品が展示されています。

4月11日(日)まで開催です。
コロナ禍の影響で午後5時に閉館でした。

鑑賞の余韻にひたりつつ
併設されているカフェテリアTAROへ。
TAROブレンドです。
奥に写っているのは、太郎さんの作品です。

何年も前から自分のコーヒーカップが欲しくて
なかなか良いものがなく
100円ショップのコーヒーカップで済ませていました。

ミュージアムショップで、同じものが売っていたので
今だ!と思い。
この瞬間を逃したら後悔するかも・・・
少し高いですけど購入しました。(1760円?)

今このブログを書きながら
太郎さんのコーヒーカップでコーヒーを飲んでいます。

岡本太郎記念館で
岡本敏子さんに声をかけられたことや
そのあと、壁画の「明日の神話」が
メキシコで見つかったことや
「明日の神話」の制作のいきさつや
当時のお話を伺ったことなども思い出します。

作品名:鑑賞者  アーティスト:加藤 立さん

帰りに、加藤立さんの鑑賞者という作品の
パフォーマーの方に「こんにちは」と挨拶され
写真を撮らせていただきました。

パフォーマーが見たことのある絵画を背負い、それを見る。という作品です。
美術館の中にもパフォーマーの方がいたのですけど
帰りに遭遇するとは・・・