記憶力を強くする 池谷 裕二先生著

記憶力を強くする
最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方
(ブルーバックス)
池谷 裕二先生著

デザインやマーケティングに関連する心理用語
100個ほどを覚えよう。と思っていた時

東京駅のOAZO内の丸善書店で
平積みされている
この本を見つけました。

昔、読んだことがあり、でもすっかり中身は忘れています。

奥付を見ると2001年に書かれ
第51刷発行。

今でも平積みされているということは
ロングセラー。

テレビで見かける
池谷先生の解説は、とてもわかりやすいです。

——-
読売新聞朝刊より
2021年3月19日
東京大学などの研究チームは、
紙の手帳にスケジュールを書き留めると
スマートフォンなどの電子機器を使う時よりも短時間で記憶でき、
記憶を思い出す時には脳の活動が高まることがわかったとの
研究結果を、海外の専門誌に発表した。
紙の教科書やノートを使った学習の効果が示された成果としている。
——-

本のことに戻ります・・・

この本では、記憶のしくみを
脳のメカニズムで
わかりやすく解説しています。

興味深かったのは、

ロンドン市内を走る
タクシー運転手(カーナビのない時代)の
職歴が長い人ほど脳の神経細胞が多い。とのこと。

ロンドン市内には、24000もの通りが縦横無尽に張り巡らされ
これらの通りを全て覚えるのには
毎日走っているタクシー運転手でも数年はかかるそうです。

一方通行、ロータリー、目標物など膨大な情報量になるそうです。

減る一方と考えられていた脳の神経細胞は、増殖する。
脳を使えば使うほど神経細胞は増え、脳を鍛えることで
記憶を司る神経細胞を増やすことができるそうです。

脳の忘れる。という機能も大切なこと。

サリン事件の後遺症で
忘れることができなくなり
いろいろな記憶がよみがえり
つらい思いをした人がいたそうです。
(サリンには忘れない効果があるそうです。)

記憶力がものすごい人間を
遺伝子操作などで作り出すことができるそうです。
マウスでは実証済み。
(SFのようで怖いですね)

思い出せないという前に
そもそも、学生の時のように
きちんと覚えようとしましたか?

身近なところでは・・・
コーヒーが記憶力を高めるそうです。

記憶を定着させるためには
1ヶ月以内に復習すること。

頭を打ったり(ボクシング)やアルコールは
脳の神経細胞が、たくさん死ぬそうです。

記憶には種類があり
年齢を重ねた人は、エピソード記憶で覚えるのが良い。

他に記憶に関することが書かれています。

ここでは触れませんが
脳のしくみの部分も細かく専門的に書かれています。
(専門家からすると、抜けているところも多いそうですが
素人からすると、かなり専門的に感じます。)

脳のしくみから
記憶について考えたい人に
おすすめの本です。