パターン認識とデザイン

人間の脳は、効率よく理解するために
パターンを見いだそうとする癖を持っています。

パターン認識 と言います。
(もしくは、ゲシュタルトの法則といいます。)

パターンを見つけ出そうとするので
自由な形状やレイアウトは、脳の負担になります。

パターン化されたレイアウトや
パターン化された情報は、脳の癖に合っているので
伝わりやすく理解されやすくなります。

例えば・・・

機能
1.◯◯◯◯◯◯◯   2.◯◯◯◯◯◯   3.◯◯◯◯◯◯

特長
1.◯◯◯◯◯◯◯   2.◯◯◯◯◯◯   3.◯◯◯◯◯◯

ベネフィット
1.◯◯◯◯◯◯◯   2.◯◯◯◯◯◯   3.◯◯◯◯◯◯

という表記が整然としていて、見やすくわかりやすい。のです。

自由レイアウトは、面白さは出ますが
見にくく伝わりにくく、わかりにくくなります。

さらに、見やすくわかりやすさの観点から
マジカルナンバー という理論があります。
(人間が瞬間的に把握して記憶できる数は7個。
アメリカの心理学者ミラーが発見したものでマジカルナンバー7と言われています。)

人間の記憶に残りやすい項目数は、3±1項目。

3項目、4項目、5項目なのです。

だからこそ、
カタログやホームページで、
特長などを3項目にして紹介するのです。

さらに、もう一つ・・・
可読性尺度 という考え方があります。

文字数・・・視覚的に読める少ない文字数
文字面積・・・文字ブロックの面積が大きいと精神的な負担に
1行の文字数・・・長いと読みにくい

フォントの種類、大きさ、文字間、行間も関係してきます。

株式会社小野デザインでは、
上記のような脳科学や心理学的側面を考慮し、デザインを行なっています。

株式会社小野デザイン
日本グラフィックデザイナー協会会員
小野健治
TEL.03-3774-8098
●お問い合わせフォーム
https://www.onodesign.co.jp/inquiry.html