回顧2020文学 想像力「ポスト真実」に対抗

毎日必ず
日経新聞の最終ページの 文化 を読んでいます。

普段、接することのできない文化の一面を
知ることができるからです。

2020年12月8日は
回顧2020文学
想像力「ポスト真実」に対抗
というタイトルでした。
(編集委員の中野稔さん執筆したものです。)

以下、こんな書き出しで始まります。

客観的な事実より都合の良い虚偽によって
世論が形成されやすくなった近年は「ポスト真実」の時代とされる。
新型コロナウイルスの感染拡大が社会の分断を進めた2020年は、
その傾向がさらに強まった。
作家たちは豊かな想像力を用いて
「都合の悪い」物語を示すことで「ポスト真実」への抵抗を試みる。

そのあと、作家と作品が紹介されます。

磯崎憲一郎「日本蒙昧前史」
李龍徳「あなたが私を竹槍で突き殺す前に」
中村文則「逃亡者」
星野智幸「だまされ屋さん」
桜木紫乃「家族じまい」
浅井リュウ「スター」
柴崎友香「百年と一日」
高樹のぶ子「業平」
川上弘美「三度目の恋」
池澤夏樹「ワカタケル」
辻原登「卍どもえ」
古川日出男「森大きな森」
木木木
多和田葉子「星に仄めかされて」

興味のある方は下記URLからどうぞ(無料体験1ヶ月で読めます)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFG291170Z21C20A1000000

もしくは図書館のバックナンバーでしたら読めます。

普段、ほとんど文学作品を読まなくなってしまっています。
(実は、私は文学部日本文学科出身です。)

それと、多くの作家さんがいて、よくわかりません。
芥川賞や本屋大賞を受賞した作品でしたらたまに読みます。
(文学の地図があるとしたら、どんな位置関係にあるのかも全くわかりません。)

作家たちは豊かな想像力を用いて
「都合の悪い」物語を示すことで「ポスト真実」への抵抗を試みる。

という切り口を提示されると
俄然、興味が湧いてきます。

桜木紫乃「家族じまい」を読んでみようと思います。