活版TOKYO2019へ行ってきました。

9月1日(日)、
会場は、神保町駅から近くの神保町三井ビルディングとテラススクエア。

写真は、自ら活版印刷をしたうちわです。
シルバーのインク。
1枚ずつNoが刻印されるのがすごいです。
文字もいい感じです。

最初にトークショーを聞きました。

溝活版の流儀ー素人活版の55年ー
ゲスト:溝活版 横溝健志(聞き手:andantino 東條メリー)

1965年アマチュアプリンターとして、
活版印刷を続けている溝活版の横溝健志さん。
個人での活版印刷機所有が非常に珍しかった時代から、素人活版を続けること55年。

横溝さんの活版印刷をはじめたきっかけと、作品を見ながらのエピソード。
紙を梳いたり、製本したり。
役物を使って絵を描いたり。(絵文字の走りです。)
多色刷り、ドットを使った絵。
まだまだ、やりたいことがあるそうです。興味深かったです。

いつも利用しているフォントワークスのコーナーで、
活版を模したフォント、筑紫のファミリーの見本帳を活版印刷できる。
というワークショップをやりました。

出来上がりの見本帳は、味わいがあっていいです。

なにわ活版印刷所さんのところで
&のポストカードを発見!

先週、
真ん中に & が入る会社のロゴマークのデザインをしていたのです。
こんなに色々な & があるなんて!

&(アンド)は、Ampersand(アンパサンド)が正しい呼び方です。
EとTが組み合わさったのが始まりだそうです。

このポストカードは、Goudyというフォントデザイナーが、
(Copperplateは有名です。)
&が面白くて、&だけをたくさんデザインしていたそうです。

なにわ活版印刷所さんが、
そのことが面白くて
ポストカードにまとめたそうです。

なにわ活版印刷所さん編集
著者 FREDERIC W GOUDY
訳者 朝倉紀子
PIED TYPE vol.3のガウディーの特集号
FREDERIC W GOUDY という冊子を購入しました。

Contents
ガウディがデザインした書体数
Fredric Goudyの生涯
ANDS & AMPERSANDS
GOUDY Ampersands 1926
ガウディのデジタルフォント

文字の歴史に、ほんの少し触れることができました。
知らないことが多いなあ。とつくづく思いました。