デザインのあしらい

ここ2〜3年、デザインのあしらい(デザイン処理)が、変わってきています。

わかりやすいのは・・・

例えば、
目立たせたい文字の場合
強い色の帯の中に白の文字
というのが長年の定番でした。

でも最近は、おしゃれな
ホームページや印刷物では、
ほとんど見かけません。

使っていると
古い感じがし、おしゃれな感じがしません。

強すぎるのです。

周りの写真となじまず、分断を発生させてしまいます。

文字を目立たせる場合
やや文字を大きくし、変わったフォントを使ったり
文字間をあけたり、文字の周りのに余白を設けたり、
文字の周りにあしらいを添えたりします。

あしらいは、ゆるい感じで強すぎないこと。

手作り感があったり、かわいい感じ、小さめが良いです。

注意しないといけないのは・・・
看板やポスターに展開したときです。

パンフレット、広告、ホームページのデザインを
そのまま使うと目立たなくなってしまうのです。

百貨店の化粧品の各お店に貼ってあるポスターを見てください。
意外とキャッチコピーは大きめで
遠くからでも見える、読める工夫をしています。

雑誌広告やパンフレットとは、あきらかに設計を変えています。

このあたりに目立たないことを解消するヒントがあると思います。

多分、何メール地点から読める。とか
ロゴが見えるとか、大きさや色、文字間などの計算をしていると思います。

ちなみに、
重工業、中小の製造業、BtoB関連の事業者などは、
デザインのテイストが力強さ一辺倒だったり
年配の上長がチェック(古い感覚のまま、最近のデザインの傾向を知らず)するので、
強い色の帯の中に白の文字を
永遠に使い続けるのだろうなあ。と思っています。

株式会社小野デザイン
日本グラフィックデザイナー協会
小野健治
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