悲しいデザインの仕事

ここに書いたことは、ネガティブな内容です。
読まない方が良いかもしれません・・・・

デザイナーって
服装も自由で
気楽でのんきでいいな〜と
思う人もいると思います。

でもデザインの仕事をやっていて嫌だな。と
思うこともたまにあります。

ここに書いたことは、実際にあったことです。
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ケース1.

できあがったデザイン
最高に良いできだ!

プリントアウトもして
1mm単位の調整をし

確認用のPDFを送ると・・・

小さなパソコン上で見て
よくも見ずに(原寸でプリントアウトをせずに)否定的な意見を言ってくる。

最高の自信作に対してです。
でも担当者は、作り手の苦労なんてわかりません。

ケース2.
担当者レベルでOK、担当者が社長に見せた後、
こちらが全て悪い風な返答。

聞いてみると、社長の意見が、コロコロ変わるらしい。
担当者も社長に信用されていない様子。

これでは、いつまでたっても決まりません。

最初から社長は迷っている。
奇抜で大胆なものをたくさん作って欲しい。と
リクエストしてくれれば良いのに・・・

ケース3.
担当者が、よくわかっていなく
(他社から取締役として入社、自分の立場もあり・・・)
デザインに対して、社内の全ての意見を聞きまくる。
で、いろんな意見が出て収集がつかず決まらず。

さらに、
しろうとの意見を全て盛り込もうとするので
変なものができあがってしまう。

デザインって100人いると
100通りの意見が出てきます。

社内の意見を汲み取るのは、良いですが
すべての人に良い顔をすること自体無理です。
社内政治があり
ご自身のお立場もわかりますけど・・・

ケース4.
担当者は、かっこいいものを作りたい。ということで制作。
ところが、上長のチェックが入るごとに
(主任、係長、課長、次長、部長、取締役、社長?)
おじさんデザインでダサダサになってしまう。

ケース5.
しろうとなのに
具体的な修正指示が入れ、そのとおりやると変なものになる。

例えば、あるコピーを目立たせたいのであれば
目立たせたい。と赤字を入れてくれればいいのですが
赤い文字に。とか具体的に指示があり、全体のバランスを考えると
おかしいものになります。

こちらで、全体のバランスを考えて
目立つように修正するので、まかせて欲しい。

ケース6.
なんどもなんども文字の修正が入る。

最初から文章が決まってから
デザインの依頼をしてくれればいいのに・・・

ケース7.
なんどもなんども全ての原稿の差し替え。
(過去3回すべての原稿を差し替えたことがあります)

最初から原稿が決まってから
デザインの依頼をしてくれればいいのに・・・

ケース8.
途中まで作っていて、中止。
なんてこともあります。

お金もらえない。

ケース9.
先方からの構成案と原稿をもとに
私自身がアイデアをたくさん盛り込み作り上げた仕事。
(私でないと、できなかったと思います)
とても良いものができあがり、気に入ってもらえた・・・

1年たって制作データが欲しい。ということで
データを送信。

次回またデザインお願いします。とか
今度、〇〇をつくるので、よろしくお願いいたします。
なんてメールに書いてあるんですけど・・・

デザイナーを探すサイトで、
その会社は、別のデザイナーを探していました。

二枚舌〜

ケース10.
マークの仕事で、責任者が10人ほどのスタッフの意見を
すべて反映させたいといことで、
修正したものを提出。

その責任者の友達が、クリエイティブでない。ということで
その仕事は中止に。

1回目は、抽象的なものも作っていたのですが
1人のスタッフが、わからない。ということで
すべての案を具象的なものに変更したのです。

例えば、
花をモチーフにフィロソフィー(哲学)を抽象的に表現した案から
花と誰でもわかる具象的なものにしたら
クリエイティブではない。ということにもなるのではないでしょうか。

単なる花にしか見えない!

中止の理由も納得いきません。

最初からその友達の方に
デザインを依頼した方が良かったのではないでしょうか・・・

ケース11.
データ作成だけの仕事
封筒にロゴと社名、住所、電話番号のみを入れる。
力を発揮できませんし、あまりお金は請求できません。

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どうでしょうか?
デザイナーって
意外と大変なものです。

最近、じっくりと考えました。

結論は、すべて私自身の進め方がよくなかった。ということです。

今は、嫌な思いをしないように進行させています。